畳が落ちてしまい、不要品置き場となっていた開かずの間の古い和室を自力でリフォームすることにした私たちの作業レポートの続きです。
古い土壁を壊して、断熱材のスタイロフォームをいれ、構造用合板を貼って耐力壁をつくりました。土が向きだしとなった床下には、ジョイントマットを敷いて防湿シートを貼りました。その上に、束石の代わりでコンクリート平板を置きました。
この記事は、以下のような方の参考になると思います。
- DIYでリフォームしてみたい方
- 和室から洋室にセルフリノベーションしてみたい方
- 床下の湿気対策を知りたい方
- 床や壁の断熱をDIYしたい方
詳しくはこちらの記事をご覧下さい↓

そして、いよいよ作業は佳境に入ります!!
束(床束)の代わりにプラ束を設置
束石の代わりにコンクリート平板を置きました。その上には束(床束)の代わりに「プラ束」を設置しました。このプラ束はとても便利な資材です。
プラ束とは、設置したあとでも高さが微調整できる資材。
「大引」にビスで仮止めして高さを調整します。プラスチック製なので、腐ったり、シロアリの被害も心配ありません。
インパクトドライバーを使って、私も作業をしました。プラ束と大引にガンガンビスを打ちました。結構楽しいですね。


大引に根太をとめる
続いて、大引に、より細い部材の「根太」をとめていきます。
A男が正確に位置をはかり、水平をみてビスでとめていきます。防湿シートにインパクトドライバーなどを落として破かないよう慎重に行ないました。
大引や打ち付けた根太の上に端材の構造用合板を仮置きして足場とし作業しました。作業に集中し根太の隙間から落ちないように気をつけて作業しました。
だんだんと床の形がみえてきました。ワクワクしてきます。
ここまでくると、自力リフォームについて半信半疑だった、たあさんやB子たちも楽しみにしてくれるようになっていました。

根太の間に断熱材「フクフォーム」をいれる
次に、根太と根太の間にぴっちりと、「フクフォーム」という断熱材をいれていきます。これも便利な資材で、あらかじめ切り込みがはいっていて、根太の間にいれやすい構造になっています。ぴったりと断熱材がはまると、気持ちがいいですね。



ここで、まだフクフォームをいれていない隙間から下側を撮影してみました。大引に渡した根太の間に断熱材のフクフォームがぴったりはまっているのが観察できます。そして、防湿シートの端を黄色の強力ガムテープでとめているのがわかります。

床板を打ち付ける
次に根太の上に構造用合板を貼りました。フクフォームの上面と根太のつらに合わせ、しっかりと合板をおき、ビスを打ち付けていきました。ビスを打ち付ける間隔は例の仕様を参考に同じようにしました。
ここまでくると本当に部屋という感じです。安心して部屋に入れます。しっかりした床ができてきました。
床下換気口の換気扇用コードがとおるよう穴をあけておきました。

壁紙を貼る
一旦、床の作業を中断し、ここから壁の作業を行ないました。構造用合板のうえに、直接壁紙をはっていきました。石膏ボードを貼る、漆喰を塗るという選択肢もありましたが、すぐに施工できるようにいきなり壁紙を貼りました。
ホームセンターで、簡単に施工できるという、壁紙を買いました。YOUTUBEで壁紙職人が貼り方を教えてくれる動画をみて、必要な道具やコーキング剤も買いそろえました。


最初は、しわになったりしましたが、回数を経て、だんだん、うまく貼れるようになりました。


壁紙を貼るとさらに部屋らしくなっていきました。
床材(フローリング)を貼る
いよいよ、フローリング材を貼ります。ホームセンターで安くなっていたフローリングがあったので、それにしました。ダークブラウンの床材です。B子いわく、淡い色の方が部屋が広くみえるので人気だからダークブラウンがセールだったのではないかとのこと。さっそく購入し、うちの軽自動車に積み込みました。ぎりぎり入りました。ホームセンターの軽トラックをレンタルしなくてすみました。

専用の細いビスも購入し、端からA男が正確にカットした床材を打ち付けていきます。丁寧な作業です。性格が表れます。さすが!

おにいちゃん、職人みたい!


ふすまにも壁紙を貼る
かなり洋室感が増しました!
そこで、ふすまや扉にも壁を同じ壁紙を貼ることにしました。ネットでふすまの紙を剥がす方法を探したら、住居用マイペットがよいとあったので、B子に手伝ってもらい、きれいに剥がしてもらいました。


そして、その上に、私が壁紙をはりました。襖の引き手(持ち手)もはずして、専用の道具をつかい、元にもどして釘で打ち付けました。けっこう上手にできました。


完成
そうして、洋室のセルフリノベーションが完成しました。たあさんも大喜びです。



あらぁ~、いい部屋になったわあ!
ですが、まだなれないらしく、当面はつかわないわとのこと。
そこで、B子たちが、2階からたあさんがよくつかう棚やテレビを下ろしてきて、完成した洋室においてみました。また、うちから使っていないベット(ベンチにもなる)をはこんできて新洋室に設置してみました。たあさんは、膝が痛くなってきていて、2階の寝室にいくのがつらそうだったので、こちらの部屋をこれから寝室として使ってもらおうと皆で考えました。


すると、次の日からつかっているようです。よかった。長い時間がかかりました。大成功です!!
これまでに至る自力での工事の話は以下の2つの記事をご覧下さい。↓



